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zoom RSS 八ヶ岳 自然と森の学校 その2 根石岳トレッキング(夏沢峠まで)

<<   作成日時 : 2010/05/19 00:15   >>

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 朝である。

 4:50。雲海の上に槍穂高。その上にまた雲・・・・・

 この雲もいずれ取れるだろう。

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 気温0℃。さぶー。

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 朝食前の5:50。

 雲海はなくなり、上空の雲も薄れてきた。しめしめ。

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 本日は根石岳(2603m)へのトレッキングだ。

 出発前の6:50。

 すっかり晴れてきた。晴れ男の面目躍如。

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 大木先生の樹木に関する講義を受けながらゆっくりと登る。

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 枝の先端が赤く見えるのがオオバヤナギです。。赤いのはまだ気温の低い冬の間の晴れた日の熱線で芽が出てしまわぬよう、赤外線を反射するように赤くなっているわけです。
 上高地などで見られるケショウヤナギも同じです。ケショウヤナギの方は蝋成分を出して白く見える。おしろいをつけた如くにみえるのでケショウヤナギというわけです。

 
 きびしい環境のなか彼らは春への準備をじっくりするのだ。赤い皮をむけば枝は緑色。枝でも光合成を行う。



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 しばらく登るとすっかり雪道。

 軽アイゼンを持参したが、アイゼンをつけるほどのことはなし。

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 夏沢鉱泉小屋を7:00に出て1時間ほどでオーレン小屋。ここで大休止。

 一昨年はこの小屋の前でウソ(小鳥のウソ)を見かけた。

 小屋の前のテント場の背の高いダケカンバがいつもながらに印象的だ。

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 オーレン小屋のオーレンはこのあたりに咲くウスギオウン(薄黄黄連)に由来する。6月過ぎると同じキンポウゲ科のミツバオウレンも見られるはずだ。

 登山道際に見かけたウスギオウレンはこんな華奢な可愛い花。花の大きさは1cmほど、小さい。


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 ウスギオウレンの周りに見える緑の草のようなのはウマスギゴケだ。

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 オーレン小屋を後に、一路夏沢峠を目指す。


 シラビソ、オオシラビソ、トウヒ(エゾマツ)の森。

 と、トウヒにマツカサのような茶色い物体。マツカサにしてはおかしい。

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 これはマツカサアブラムシが寄生して残した虫えい(虫こぶ)です・・・・寄生したマツカサアブラムシの幼虫が生長点を刺激して異常な形になったものです・・・

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 やがて登山道は急になった。

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 倒木が目に付き始める。

 縞枯れ現象だ。

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 縞枯れ現象は酸性雨のせいだなどと言う人もいますが、まだ車の少ない時代からありました。だから酸性雨のせいではないです。
 大きな原因は大きな台風などで木が倒れるところから始まります。木が倒れたところは風が吹きぬけます。シラビソやオオシラビソの葉は表側はクチクラ層に覆われ風に強いのですが、裏側は気孔帯で、弱い。寒い冬に倒木の間を乾燥した冷たい風が吹き抜けると、この気孔帯から水分がどんどん奪い去られる一方、地面は凍っているので水の供給が無く、枯れてしまうのです。
 北アルプスでは冷たい季節風とともに雪が降るので、それほど乾燥しないので縞枯れはおきません。



 ふーむ。ほぼ同じ高さで縞になるのは道路などで森が開かれてしまうことが理由かも・・・と相方Kは世の中を憂えるのだった・・・・・・スルドイカモ。




 そうこうしているうちに、箕冠山(みかぶりやま)と硫黄岳の鞍部の夏沢峠に着いた。オーレン小屋からはやはり1時間ほど。

 ここで再び大休止。東側の景色が開け気持ちが良い。硫黄岳の岸壁も雄大に見える。

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 根石岳までは、まだもうひと登りしなくてはいけない。


 この項続く。











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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この辺りでよく見られるミネカエデやコミネカエデも、冬芽と若い枝先が赤みを帯びます。オオバヤナギと違い、枝は対生です。
また、この辺りにはウラジロカンバ(ネコシデ)もよく見られます。枝を傷つけるとサロメチール臭がします。もっと標高の低いところに生えるミズメとは同属で、同様の匂いがするそうです。よく茶筒に使われている樹皮は、一般的にサクラと言われていますが、実はミズメの樹皮だそうです。
びろびろ
2010/05/19 09:38
縞枯れ現象の原因はそういうことだったんですか。知りませんでした。
うはら皮膚科
URL
2010/05/19 20:30
ども、びろびろさん。丁寧なフォローコメントありがとうございました。
山にはサロメチール系の香りのするものが結構ありますね。興味深いです。
azm
URL
2010/05/20 01:19
うはら皮膚科さん、ども!
縞枯れ現象にはいろいろ説があるようですが、倒木による隙間、その間を吹き抜ける乾燥した冷たい風、そして水分を奪われやがて枯死、というのが有力そうですね。
台風、たとえば伊勢湾台風などがトリガーともいわれるようですが、山を開削して作る道路による隙間が影響しているのはもっともそうです。同じ高さで一様に列をなす縞模様なので。
azm
URL
2010/05/20 01:23

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