梅雨の白馬岳 登山編その2 白馬大池から白馬岳頂上

 2日目である。

 4:00起床。

 どうやら、まずまずの天気そうである。


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 朝食も自炊。マグカップヌードルに乾燥野菜、ハルサメ増量。

 そうそう、カブ、ナス、ミョウガ、ショウガの切れ味の良い自家製おしんこもgoodでしたな。


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 今日の行程は長い。

 黄色のルートが白馬岳への登り、青が白馬から大雪渓を降りるルート。

 コースタイムで登りが3時間半。下りも3時間半。うへ。

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 5:30出発。小屋の向いの雷鳥坂を登りはじめる。

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 すでにハイマツ帯である。

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 行く手に小蓮華山、右手に鉢ヶ岳、雪倉岳。パノラマです。クリックして大きくして見てね。

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 残雪は溶けながら不思議な紋様を残していた。渦うず模様。

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 振り返ると白馬大池がすでに遥か下の方に(06:04)。

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 しばらく行くと、遠くで三脚を据え付け何やら撮影している人が遠くに見えた。

 そういえば、小屋でやたら大きなザックに三脚等の機材を持ったグループがいたし、夕食後の談話室で、10人ぐらいのグループが撮影云々の話をしていたっけ。


 近づくと、大きなザックが点々と置いてあり、少し前方で人だかりがしている。傍らにいたお兄さんに「撮影ですか?」と聞くと、

 「ええ、こんどやるドラマの”坂の上の雲”のタイトルバック撮っているんです。」

 「通って大丈夫ですか?」

 「ちょっと待ってもらえませんか。今ちょうど撮影中なので。」

 ADさんなんだろう。

 ADさん:「そのチューブいいですねぇ!」

 「夏場はかかせないです」 (給水システムのチューブのこと)。

 というわけで小休止。

 「坂の上の雲」。まだ読んだことがないが、司馬遼太郎の代表作で、舞台は松山と東京じゃなかったか。

 まさか白馬岳が舞台の山岳ものじゃぁないよな。
 梅雨時の高山。確かに坂の上の雲ではある。こんなとこまでロケハンして撮影するんだな。


 ドラマはたしか本木雅弘や六平太こと香川照之さんが出るはず!

 でもタイトルバックだからな。俳優さんはおらんよな。



 下は話をしたADさん。前方ではカメラを担いだスタッフが撮影をしていた。

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 しかし、山ではよくロケに遭遇する。
 谷川岳一の倉沢で、「クライマーズ・ハイ」の撮影。
 常願寺川上流で、「剱岳 点の記」のクランクアップ場面。
 そして今回「坂の上の雲」のタイトルバック撮影。


 撮影が一旦終わるのを待って、先に進む。


 小蓮華山に近づく。さらにその先は雲の中だ。

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 左手前方には白馬岳から続く尾根が見える。生憎白馬岳の上の方はすっかり雲の中だ。

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 小蓮華山への稜線をたどる。

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 周りはハクサンイチゲやイワカガミ、ミヤマキンポウゲなどのお花畑。

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 小蓮華山の山頂を7:00通過。

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 小蓮華山と三国境の鞍部、7:20。ここで最初にウルップソウに出会った。

 ツクモグサはまだ現れない。あるのかぁ?

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 三国境に7:50着。小休止。

 三国境はその名の通り、信州(長野)、越中(富山)、越後(新潟)の三国の境なんである。

 北東方面を眺めると鉢ヶ岳。小さな青い池は「長池」。

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 三国境から白馬岳に登る稜線の脇にツクモグサが現れた。やっと会えた。と思ったら、この辺から、あそこにも、ここにもツクモグサ-っていう感じで、それは沢山のツクモグサのお花畑になっていったのだった。


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 勾配は次第に急になり、白馬岳の頂上に近づく。

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 もうすぐ頂上。でも山頂は雲の中。

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 8:50、白馬岳頂上着。2932.2m。うーむ、やはりガスの中だ。雨でないだけ良しとしよう。


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 頂上では、行動食で燃料補給。しばし休憩。

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 花旅なので、展望は期待していなかったが、小蓮華付近からの白馬岳はその山容を見てみたかった。


 11年前は晩夏で花の時期は過ぎていたが、展望には恵まれたものだった。


 せっかくなので、その時の写真で景色をどうぞ。

 信州側が切り立った険しい山容の白馬岳。その左に杓子岳と白馬鑓ヶ岳がちょうど重なっている

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 大雪渓を下りるの巻に続く。




2009/12/18追記
「坂の上の雲」が始まってから、タイトルバックのロケ地の記事の検索で見てくれる人が多くなりました。
お時間があればこちらも見てね!

花の稜線 白馬岳ツクモグサに出会う旅
http://azm.at.webry.info/200907/article_1.html

梅雨の白馬岳 登山編その1 栂池から白馬大池
http://azm.at.webry.info/200907/article_2.html

梅雨の白馬岳 登山編その3 大雪渓を下りる
http://azm.at.webry.info/200907/article_4.html

梅雨の白馬岳 花編 その1 栂池から白馬大池まで
http://azm.at.webry.info/200907/article_5.html

梅雨の白馬岳 花編 その2 白馬大池から白馬岳まで
http://azm.at.webry.info/200907/article_6.html

梅雨の白馬岳 花編 その3 白馬岳から猿倉まで
http://azm.at.webry.info/200907/article_7.html







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この記事へのコメント

Jun Forest
2009年12月20日 23:25
あの雪渓、あの道、どこかで見たような・・・どこだろう?とずーと疑問でしたが、今年行った所だったとは・・・やっとわかってうれしー!! 歌とバッチリです
山は良いですね(^-^)
2009年12月21日 21:43
Jun Forestさん、はじめまして。
何月頃行かれましたか?
ほんとに山は良いです。
またコメントよろしくお願いします。
Jun Forest
2009年12月26日 21:58
7月20日頃、花が見たくて栂池~白馬大池~小蓮華~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉のコースで行きました。期待通り白馬は花の種類が多くて良いですネ。ツクモグサはもう終わりでしたが1輪だけ見つけました!
2009年12月27日 08:10
Jun Forestさん、コメントありがとうございます。
我々は7/3-4で歩きました。
6月に八ヶ岳のツクモグサを見て、やはり白馬のツクモグサもみたいと思い、梅雨のさなかに登りました。
ツクモグサ、1輪見つけられたんですね。良かった!
昔、秋の初めに白馬に登ったことがありましたが、その時期だと流石に花の数は少なかったです。やはり梅雨から盛夏が見頃なんでしょうね。
またよろしくお願いします。
熊本在住槍穂高慢性依存症患者
2010年02月02日 13:12
今日は・・・
昨日から今日にかけて
昨年の年末に放送された歴史ドラマ[坂の上の雲]
を録画していて、一気に集中的に第一部五話をやっと鑑賞。
毎回、最後の高山シーンは印象的でした。
本編の主題‐内容を象徴的に描いている様に思います。
サントラCD12月購入。今夜、初聴♪
12月から、たまたまヤフーの知恵袋=歴史で
「あのタイトルバックは?」の質問を思い出し、
こちらにお伺い致しましたm(_ _)m
私の予想は外れましたが、些細な疑問が晴れました。
TV映画などの撮影隊との山中遭遇は、予定通りの行動は出来づらいけれど、早々に見れない情景と思います。
一度、見てみたい♪
白馬か・・・色んな意味で遠いなぁ・・・。
鑓温泉・・・入りたいなぁ・・・笑
2010年02月02日 19:10
熊本在住槍穂高慢性依存症患者さん、こんにちは。
このページ、坂の上の雲が始まってからアクセスがすごく増えました。
白馬での撮影隊と出会ったのは奇遇でしたが、以前谷川岳の一の倉沢出会いで、TV版のクライマーズ・ハイの撮影にも偶然出会ったことがあります。佐藤浩市さんのモノローグのシーンでした。

熊本におられるんですか。そして槍穂高に慢性依存とは。ならば白馬もそんなに遠くはないのでは。
鑓温泉、周りから丸見えですが、一度は浸かってみたいですね。
熊本在住槍穂高慢性依存症患者
2010年02月03日 01:06
返答
ありがとうございます
m(_ _)m

先程、数ヶ月振りに友人とスーパー銭湯
から帰宅。
近現代史談義が湯煙の如く?笑

クライマーズ・ハイもTV・映画版も観ています。
主人公の心情に親近感を感じます。
世の中、社会生活への義務と責任・・・
云わば「独自のしがらみ」を持っている。
それを果たさないと山の世界への行けやしない。
一概のその「しがらみ」は比較できない。

登山の世界・・・
ホント広く奥深い・・・!
一度、その味を覚えると・・・?
何かしら悶々の日々・・・?
遠い未来に満足する
[山の愉しみ=登り方]とは?
やはり、最終判断は自身。
なんだと思います。

・・・やっぱ、高額宝くじ当選しないと、
有名山岳地巡りはムリ?笑
只、安易な有名山岳地巡りは
行わない方が善いですネ♪
ホドホドに!が肝要。が、難しい!
2010年02月04日 19:07
熊本在住槍穂高慢性依存症患者さん、ども!
山、高きがゆえに尊からず。百名山ゆえに尊からず、ですね。
北アルプスも良いですが、低山もまた良しです。
・・・慢性依存症というのはよく分かります(^^\
はまにこ
2010年12月04日 21:06
先月、初めて『坂の上の雲』偶然を見て、「あれ?このドラマ面白い?」と思ったと同時に、終わりの山のシーンに魅せられました。「きれい~、夏に行ってみたいなあ」と思ったけれど、夏の撮影だっだのですね。
素人には無理そう?
でもこのブログのおかげで、スッキリしました。
気をつけて山登り、楽しまれてくださいね。
2010年12月05日 00:01
はまにこさん、ども!はじめまして。
ドラマは司馬遼太郎の作品を忠実に描こうとしているみたいですね。
山のタイトルバックはいいですね。白馬(しろうま)ではホントに偶然に撮影隊に出会いました。山の上は雲で見えない天候でしたが、かえって坂の上の雲にはあっていたようですね。きっとロケハンも大変だったでしょう。
白馬はいい山ですよー。山も綺麗だし、花も沢山あります。
ひで
2010年12月30日 14:43
僕も坂の上の雲のエンディングの山を知りたくて、このサイトにたどり着きありがとうございました。
それまでは、御嶽山の五の池山小屋より麻利支天までかなと思っていました。
2011年01月03日 01:55
ひでさん、ども!はじめまして。返事遅くなりました。
2009年の夏、偶然にも撮影クルーに出会ったのでした。白馬はとても良い山です。山容も花も良いです。
御嶽山は登ったことがありませんが、霊山として歴史の深い山ですね。いつか登ってみたいと思います。遠くからは何度も見ているのですが。
今後ともぜひよろしくお願いいたします。

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