アイスクライミング初体験
今年は、すでに第一級の寒波が何度も来襲し、気温も低く、雪の多い冬になっておりますね。
クライミングの師匠、K山ガイドから、八ヶ岳で行うアイスクライミング講習のお誘いがありました。
例年、なかなか行けずチャンスがなかったのですが、今回は意を決し?!参加することにしました。
というわけで、12/8.9と雪の八ヶ岳へ行ってきました~。
きっぱりと冬型の朝、自宅近辺は快晴。
美濃戸口、八ヶ岳山荘、10:20頃着。もう雪の中です。
お世話になることの多い山小屋の一つ。
F社長に挨拶したかったけれど、不在。代わりに天望荘支配人のSさんに会えました。
皆さんこの小屋で身支度を調えたり、バスで来る人と待ち合わせたりします。
小屋を温める薪ストーブ。
いつのまにか、レトロな自販器が入っていました。
瓶コーラの自販器。
他の参加者とここで待ち合わせた後、さらに車で美濃戸まで向かいます。
結構雪深く、道路の傾斜も急なので、徐行しながらの慎重運転。
ちなみにドライバーは私ではありません。ので、安心?!
美濃戸、赤岳山荘。
ここで、昼食、そして雪道歩きように着替えをします。
肉うどん。なまら旨い。
車は赤岳山荘の駐車場において、ここから雪の山道を赤岳鉱泉まで歩きます。
ザック。 アイスクライミング用のアイスバイルを背に・・・・。カッコだけはいっぱし。
雪降る中、しばらく林道を進みます。
赤岳山荘のある美濃戸が標高約1700m、約1時間歩いて堰堤広場。ここで2000m弱。
堰堤広場の木陰で小休止。
結構、風雪が強い状況。
堰堤際の橋を渡るといよいよ山道。
山道に入ったら急に気温の低下が身にしみてきました。
指がかじかんできたので、毛糸の手袋にオーバー手袋の本格仕様に履き替え。
(※手袋を履く:北海道用語です。北海道では手袋を履きます、なんです。)
だんだんに雪が深くなっていきます。
2時間ほど歩いて標高約2200mの赤岳鉱泉。
山小屋脇の人口氷壁、アイスキャンディが見えます。
赤岳鉱泉にはちょうど3時に到着。約2時間の行程でした。
この日は風雪強く、気温も低いのでコンディション悪く、アウトドアの講習は中止。
室内で、机上講習(しながら飲み会・・・!)
アイスバイルは、肘を支点にまっすぐ静かに打ち込む・・・
アイススクリュー。氷壁にねじ込んで支点にするツール。
良くできてます。
アイスバイルに片手でぶら下がりながら、これをねじ込まなくてはいけない!
赤岳鉱泉の食事は、山小屋とは思えない豪華というのは定評ですが、この日は分厚いステーキのバター陶板焼き。
めちゃ旨かった。 お腹いっぱいになり過ぎ・・・
翌朝は6時起き。
朝食6:30。
この日も寒波の張り出しが厳しく、八ヶ岳も朝から風雪強し。
本来なら、ジョーゴ沢という自然氷壁のゲレンデでトライの予定でしたが、アイスキャンディーでまず講習。様子を見て行けそうならジョーゴ沢へという作戦。
ジョーゴ沢は傾斜が緩やかということですが、アイスキャンディはほぼ直立壁。アイスキャンディの方が難しいのだそうです・・・・
大丈夫か・・・
アイスキャンディ、立体視で。
ま、こんな感じで・・・・
アイスキャンディの前で準備。
参加者は、私、相方Kに、以前クライミングでご一緒したNさん、そして幕岩でご一緒したUさんとMさん。そして、この日朝からの参加のKさんの総勢6名。
講師はいつものK山ガイド。
下から見上げると、首が痛くなるような高い氷壁。
まずは地上で? アイスバイルの使い方の練習。
なかなか一発で思ったところに刺さりません。
脳の回路が直ぐには出来上がらない・・・・! 年のせい!?(写真とは関係ありません。私のことです。はい)
1時間ほど、外講習で、身体が冷えてきたので、いったん小屋に戻り暖をとりました。
外にむき出しで持ち出していたカメラの曇りが取れません。
ストーブのありがたいこと・・・!
さて、再開。
相方K!
相方K、登ってます。
黄色のウェアが私、ビレイ中。(K山さん撮影の写真を戴きました)。
再び休憩。
外に仮小屋があって、アイゼン履いたまま入れます。ただし扉なし。
豆炭ストーブがあって、どうにか暖が取れます。
再開。
外は風雪が更に強くなってきています。
アイスバイルが上手く刺さらないと、何度も腕を振らなくてはいけないし、その間、アイゼンの前爪と片手のアイスバイルだけで、確保しているので、腕が直ぐにバンプしてきます。
おまけに、気温が低く風も強いので、指先がかじかんできます。
腕を上げっぱなしなので、血行も悪いから、ますます指先が痺れて、痛くなります。
結構厳しいスポートです。
相方K,大分様になってきました。
風が強いので、上に羽織ったウェアが煽られてます。
このあと、アイススクリューの回収の練習。
2,3歩登ったところに、アイススクリューを設置して、これを回収するのですが、既に指先がジンジンしており、腕にも手にも力入らず、さっき登れた壁が、一歩も登れず・・・
仕方ないので、地上でなんちゃって回収の練習。
地上とは言え、片手でぶら下がりながら、片手でアイススクリューをぐるぐる回しながら抜いていくのは至難でありました。
お昼過ぎ、流石にコンディションも悪く、風も一段と強くなってきたので講習は終了。
結局、ジョーゴ沢はまたの機会に。
赤岳鉱泉の暖かい食堂で、休憩。
昼食に赤岳鉱泉特性のジャワカレー。
6種類くらいのカレーがあり、パンダル・カレーにしたかったのですが、売り切れ。
しかし、このジャワカレーも、チャツネの甘い酸味が効いており極上の味でした。
帰り道。
山道は一晩中続いている降雪で、昨日よりも厚みを増し、気温が低いので木々の枝は霧氷で白く輝いていました。
下るにつれ、時折陽が射し、それは綺麗な景色。
残念ながら、団体行動で、ずんずん下る最中でカメラを出す間無く、写真無し。
美濃戸近くの林道になって、やっとカメラを出す余裕ができました。
良くお邪魔する美濃戸山荘も雪の中。
午後3時、赤岳山荘の駐車場に戻りました。
皆さんで記念撮影。
この日朝から参加のKさんは、一足先に自分の車で帰ったので、残念ながら写真には入っておりませぬmOm。
初体験のアイスクライミング。
冬山の楽しさ、厳しさをまた一つ知った体験でした。
一冬に何度も体験できるものでないので、次の機会が何時になるか分かりませんが、今度は自然の氷壁にもトライしたい・・かな・・・
しかし、まだ両手の薬指の指先が痺れています.....厳しィ!
クライミングの師匠、K山ガイドから、八ヶ岳で行うアイスクライミング講習のお誘いがありました。
例年、なかなか行けずチャンスがなかったのですが、今回は意を決し?!参加することにしました。
というわけで、12/8.9と雪の八ヶ岳へ行ってきました~。
きっぱりと冬型の朝、自宅近辺は快晴。
美濃戸口、八ヶ岳山荘、10:20頃着。もう雪の中です。
お世話になることの多い山小屋の一つ。
F社長に挨拶したかったけれど、不在。代わりに天望荘支配人のSさんに会えました。
皆さんこの小屋で身支度を調えたり、バスで来る人と待ち合わせたりします。
小屋を温める薪ストーブ。
いつのまにか、レトロな自販器が入っていました。
瓶コーラの自販器。
他の参加者とここで待ち合わせた後、さらに車で美濃戸まで向かいます。
結構雪深く、道路の傾斜も急なので、徐行しながらの慎重運転。
ちなみにドライバーは私ではありません。ので、安心?!
美濃戸、赤岳山荘。
ここで、昼食、そして雪道歩きように着替えをします。
肉うどん。なまら旨い。
車は赤岳山荘の駐車場において、ここから雪の山道を赤岳鉱泉まで歩きます。
ザック。 アイスクライミング用のアイスバイルを背に・・・・。カッコだけはいっぱし。
雪降る中、しばらく林道を進みます。
赤岳山荘のある美濃戸が標高約1700m、約1時間歩いて堰堤広場。ここで2000m弱。
堰堤広場の木陰で小休止。
結構、風雪が強い状況。
堰堤際の橋を渡るといよいよ山道。
山道に入ったら急に気温の低下が身にしみてきました。
指がかじかんできたので、毛糸の手袋にオーバー手袋の本格仕様に履き替え。
(※手袋を履く:北海道用語です。北海道では手袋を履きます、なんです。)
だんだんに雪が深くなっていきます。
2時間ほど歩いて標高約2200mの赤岳鉱泉。
山小屋脇の人口氷壁、アイスキャンディが見えます。
赤岳鉱泉にはちょうど3時に到着。約2時間の行程でした。
この日は風雪強く、気温も低いのでコンディション悪く、アウトドアの講習は中止。
室内で、机上講習(しながら飲み会・・・!)
アイスバイルは、肘を支点にまっすぐ静かに打ち込む・・・
アイススクリュー。氷壁にねじ込んで支点にするツール。
良くできてます。
アイスバイルに片手でぶら下がりながら、これをねじ込まなくてはいけない!
赤岳鉱泉の食事は、山小屋とは思えない豪華というのは定評ですが、この日は分厚いステーキのバター陶板焼き。
めちゃ旨かった。 お腹いっぱいになり過ぎ・・・
翌朝は6時起き。
朝食6:30。
この日も寒波の張り出しが厳しく、八ヶ岳も朝から風雪強し。
本来なら、ジョーゴ沢という自然氷壁のゲレンデでトライの予定でしたが、アイスキャンディーでまず講習。様子を見て行けそうならジョーゴ沢へという作戦。
ジョーゴ沢は傾斜が緩やかということですが、アイスキャンディはほぼ直立壁。アイスキャンディの方が難しいのだそうです・・・・
大丈夫か・・・
アイスキャンディ、立体視で。
ま、こんな感じで・・・・
アイスキャンディの前で準備。
参加者は、私、相方Kに、以前クライミングでご一緒したNさん、そして幕岩でご一緒したUさんとMさん。そして、この日朝からの参加のKさんの総勢6名。
講師はいつものK山ガイド。
下から見上げると、首が痛くなるような高い氷壁。
まずは地上で? アイスバイルの使い方の練習。
なかなか一発で思ったところに刺さりません。
脳の回路が直ぐには出来上がらない・・・・! 年のせい!?(写真とは関係ありません。私のことです。はい)
1時間ほど、外講習で、身体が冷えてきたので、いったん小屋に戻り暖をとりました。
外にむき出しで持ち出していたカメラの曇りが取れません。
ストーブのありがたいこと・・・!
さて、再開。
相方K!
相方K、登ってます。
黄色のウェアが私、ビレイ中。(K山さん撮影の写真を戴きました)。
再び休憩。
外に仮小屋があって、アイゼン履いたまま入れます。ただし扉なし。
豆炭ストーブがあって、どうにか暖が取れます。
再開。
外は風雪が更に強くなってきています。
アイスバイルが上手く刺さらないと、何度も腕を振らなくてはいけないし、その間、アイゼンの前爪と片手のアイスバイルだけで、確保しているので、腕が直ぐにバンプしてきます。
おまけに、気温が低く風も強いので、指先がかじかんできます。
腕を上げっぱなしなので、血行も悪いから、ますます指先が痺れて、痛くなります。
結構厳しいスポートです。
相方K,大分様になってきました。
風が強いので、上に羽織ったウェアが煽られてます。
このあと、アイススクリューの回収の練習。
2,3歩登ったところに、アイススクリューを設置して、これを回収するのですが、既に指先がジンジンしており、腕にも手にも力入らず、さっき登れた壁が、一歩も登れず・・・
仕方ないので、地上でなんちゃって回収の練習。
地上とは言え、片手でぶら下がりながら、片手でアイススクリューをぐるぐる回しながら抜いていくのは至難でありました。
お昼過ぎ、流石にコンディションも悪く、風も一段と強くなってきたので講習は終了。
結局、ジョーゴ沢はまたの機会に。
赤岳鉱泉の暖かい食堂で、休憩。
昼食に赤岳鉱泉特性のジャワカレー。
6種類くらいのカレーがあり、パンダル・カレーにしたかったのですが、売り切れ。
しかし、このジャワカレーも、チャツネの甘い酸味が効いており極上の味でした。
帰り道。
山道は一晩中続いている降雪で、昨日よりも厚みを増し、気温が低いので木々の枝は霧氷で白く輝いていました。
下るにつれ、時折陽が射し、それは綺麗な景色。
残念ながら、団体行動で、ずんずん下る最中でカメラを出す間無く、写真無し。
美濃戸近くの林道になって、やっとカメラを出す余裕ができました。
良くお邪魔する美濃戸山荘も雪の中。
午後3時、赤岳山荘の駐車場に戻りました。
皆さんで記念撮影。
この日朝から参加のKさんは、一足先に自分の車で帰ったので、残念ながら写真には入っておりませぬmOm。
初体験のアイスクライミング。
冬山の楽しさ、厳しさをまた一つ知った体験でした。
一冬に何度も体験できるものでないので、次の機会が何時になるか分かりませんが、今度は自然の氷壁にもトライしたい・・かな・・・
しかし、まだ両手の薬指の指先が痺れています.....厳しィ!
この記事へのコメント
チャレンジされてますね。
こちらでは、日光の雲竜渓谷や松木で皆はやっています。
すばらしいですネ。アイスクライミング、私には別世界ですが憧れてしまいます。日光雲竜渓谷に行ってみたいと思っているのですが、駐車場やマナーの点で問題があるようです。