みちばたのはな


 道端の花にも眼を奪われる。


 ネジバナ(捩花、学名:Spiranthes sinensis var. amoena)。

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 ランの仲間。

 学名の Spiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」に由来するのだそうだ。

 右巻きも左巻きもあるらし。


 別名を捩摺(モジズリ)。

 というと、

 「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」 

     河原左大臣 源融(とおる)

 を思い出すが・・・

 こちらは、しのぶもじずり= 信夫毛地摺

 信夫毛地摺とは、植物の色素を布に摺りつけて捩れたような模様をつけた織物、乱れ模様の摺り衣(すりごろも)ということだ。

 シダ類のシノブ(シノブグサ、忍草)を布にすりつけたものらしい。

 陸奥(むつ)国信夫(しのぶ)郡(現在の福島市内)の特産だったようだ。


 というわけで、後の時代にネジバナのラセン形の花序をこの織物の捻れたような模様になぞらえたもののようなんである。

 句の方が先だったんだ...


 一つひとつの花は、しっかりランの花の特徴を見せている。

 一つの穂に沢山の花。

 どうしてどうして豪華なランではないか。 ちっちゃいけど。

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 ニワゼキショウ 庭石菖(Sisyrinchium rosulatum)。

 アヤメ科ニワゼキショウ属の一年草。
 

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 アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種で、雑草の種が帰化植物化したものらしい。



 外来にして?! シンプルで、端正な顔立ちなので、咲いていると目をとめてしまう花である。


 1日でしぼんでしまう一日花。


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  白と赤紫がある。


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