2015年7月の三ツ峠 その2 雲の彫刻師

 ・・・承前。

 このブログでも何度も書いているが、好きなSF作家の一人、J.G.バラード。

 結晶世界とか沈んだ世界、燃える世界など、異形の世界を描いた長編で有名だが、短篇集も捨てがたい。

 特に好きなのは、ヴァーミリオン・サンズというヴァケーション・リゾートを題材にした短篇集。

 その中に、コーラル・Dの雲の彫刻師("The Cloud-Sculptors of Coral D")という短編のイメージが素晴らしい。

 複葉機の飛行機乗りが雲に沃化銀を撒いて、雲を彫刻していくのだ。



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 この日の富士山を取り巻く雲がまさに、雲の彫刻師達の作品だった。


 朝から雲の取れない富士山。でも、天辺を覗いては見えている。

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 昼を過ぎた頃、風下に吊るし雲が現れた。

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 どんどん雲が湧き、消えていくが、吊るし雲自体の位置はあまり変わらない。

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 例によってインターバル撮影をしてみた。


 雲の動きが面白い。心もわくわく、雲も湧く湧く。









 夕方、まだ笠雲が取れない。

 吊るし雲は消えて、天高くそびえる白い彫刻に変わっていた。 

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 西の空、南アルプス方面の上空では雲が輝いていた。

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 やがて茜雲に。

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 この日の夜、2年前の7月に夭折したKazさんを偲んでの献杯。

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 つづく・・・・




 

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