伯父逝く

 先週水曜日、急な知らせがあった。

 伯父が亡くなった。

 しばらくお会いすることがなかったまま・・・


 大正14年生まれ、満90歳。


 昨日お通夜が営まれ、今日は葬儀だった。



 祭壇の脇には生前趣味としていたスケッチや油絵が丁寧に飾られていた。

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 小さいころの私の実家にも伯父の描いた油絵が飾られていた。

 ちょっとくすんだ灰色の空のしたの海岸の絵だった。

 毎日見ていたので今でも目に焼き付いている。


 


 あまり社交的とはいえなかったが、退職後は各地を巡り小さなスケッチブックに景色を書き溜めていたようだ。

 その人柄と同じく誠実なタッチのスケッチだ。



 木版画も上手かった。

 味のある木版の年賀状を楽しみにしていたものだ。

 その年賀状も祭壇脇に置かれていた。

 チャグチャグ馬ッ子など民芸品をモチーフにしたシリーズで、懐かしい図柄だった。

 
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 多分小学校に上る前、伯父にスケッチ旅行に連れて行ってもらったことがある。
 アトムの柄の画板を吊り下げているモノクロの写真があったはずだ。


 知らず知らずに伯父の影響があったのだろう。

 私も小さな頃から絵を書くのが好きだった。

 最近はほとんど絵を描くことはないが、これでも? 学生時代は美術部だった(別に絵がうまい証拠にはならんが・・・)




 これは荒川岩淵の赤水門だろう。

 若い頃は私の父や他の兄弟と、私が学生の頃亡くなった祖母と赤羽に住んでいたのだ。

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 4人兄妹弟で、長女、次女はすでに他界し、伯父が逝った。

 90歳、大往生かも知れないが、おふくろがよく言うように歳を取ることは残酷なものか...。



 愛別離苦。



 やすらかにおやすみください。

 合掌。


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