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zoom RSS 黒百合ヒュッテ「秋の鳥と植物の実」 2日目

<<   作成日時 : 2010/09/21 01:02   >>

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 朝である。

 霧に包まれた朝である。

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 本日のイベントは天狗岳に登りながら、高山植物の実などを観察するという趣向だ。

 だが、昨日見えた天狗岳は雲の中で全く見えず。


 7時出発。


 幸い、ガスだけで雨は降っていないので中山峠経由で天狗へ向かうことに。

 ガイドに黒百合ヒュッテオーナTさんが加わった。

 蓼科山荘でいつもお世話になっているTmkさんのお兄さんだ。


 稜線に出る。ガスガスである。遠くは何も見えない。それに風が強い。

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 そんな時に過酷な自然の中で、高山植物の営みが続いているわけだ。

 強い風を背にしたA山さん曰く「高山植物の気持ちが分かりますねー」。


 ガンコウランの実。

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 コケモモの実。

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 ツガザクラの実。

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 コメバツガザクラの実。

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 稜線をしばらく行くが、風が強いのでいったん小屋まで引き返し、天狗の奥庭経由で登ることにした。


 風もいくらか弱まった?ので結局奥庭経由で東天狗岳の頂上へ。


 東天狗の頂上手前で・・・

 
 イワツメクサ。何度見ても綺麗な花である。

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 干せたトウヤクリンドウ。もうシーズンが終わった・・のね。

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 東天狗岳の頂上。やはりガスだらけである。

 少し明るくなってきたので、うまくすればブロッケンも見られるかと期待したが、そんなに世の中甘くない。


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 イワウメの実。

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 シラタマノキの実。サロメチールの臭いがするのである。

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 シャクナゲの木に妖しの白い物体。

 これも虫瘤なんだそうだ。恐ろしや。


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 下山である。そうそう相方Kの背中が異様に膨らんでいるのにお気づきの方があろう。

 そう、虫瘤である。恐ろしや。いつの間に魔の手が・・・・

 
 いえ違います。サブザックをレインウェアの下に背負っているのでノートルダムになっているというわけなんである。


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 11時過ぎ小屋に戻った。4時間の行程であった。

 ガスと強風。なかなかワイルドな山行。でも高山植物を観察でき、達成感あり。


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 小屋の中で昼飯に。相方K謹製の天然酵母パンである。

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 小屋の周りは湿地になっており小屋の名前になった黒百合が自生する場所になっている。

 しかし、この2年ばかりでニホンジカが増え、高山植物を軒並み食べてしまっているという。

 そこで、ニホンジカ防護柵である。ニホンジカを防護するのではないので念のため。ニホンジカが入らないように防護する柵の略である。

 15、6頭の群れがやってくるらしい。

 最近は毒のあるコバイケイソウやトリカブトまで食べてしまうらしい。木の皮をはいで食べてしまうので、枯れてしまう木も多い。

 柵は雪が降る直前に外してしまい、また来年雪融けとともに設置するのだという。その労力も大変だ。だが、黒百合など高山植物を食べられてしまうわけにはいかない・・・

 ニホンジカはどこでも大変な問題になっているのだ。

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 小屋の周りで・・・


 シナノキイチゴ(多分)。

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 アザミの仲間。

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 冬の薪ストーブ用の薪。

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 さて下山である。

 青空が垣間見えくっきりとした入道雲が顔を出した。

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 12時15分出発。


 昨日上ってきた道をまた観察しながらゆっくりと歩く。

 フィー、フィーと口笛のような鳴き声。

 ウソの鳴き声だそうだ。

 と・・・

 鳴き声がごく近い。

 あそこに・・・!

 親鳥と雛鳥がいる!

 とっさに撮ったのでぶれてますが・・・

 左下に写っているのがウソの雛鳥。右上に拡大してます。

 まだ世間知らずでちょこまかと動き回りながら、親から口移しに餌をもらっていた。

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 そのほかに、メボソムシクイ(チュルリチュルリチュルリと早く鈴を転がしたような鳴き声)、ヒガラ、カケス(ギャァとオナガのような鳴き声、同じカラスの仲間だね)などの鳴き声に耳を澄まして立ち止まったり。




 標高が低くなるとやはり目立つのはきのこであった。

 速報で立体視で乗せたのはオオカシワギタケ(かな?)。

 きのこらしいフォルム。木工品のような色とマチエルだ。

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 テングタケ(の仲間?)。

 テングタケにしては傘のボツボツが黄色っぽいんである。


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 こちらはシダの仲間。アスヒカズラ(明日檜葛)。葉が扁平で明日檜(アスナロ)のようであることからアスヒカズラと呼ばれるのだそうだ。

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 そうそう忘れてはいけない。

 地衣類も面白い。


 天狗岳稜線の岩肌についていたヤマトキゴケ(多分)。

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 こちらはラッパのような形が積み重なったハナゴケの仲間のウグイスゴケ。

 ミクロワールドだぁ!エッシャーの版画に出てきそうなフォルムなんである。

 東天狗岳を降りてすぐの岩の横に・・・

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 苔むした登山道を下る・・・

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 14:45、渋ノ湯到着。通常1時間半の行程を2時間半かけてゆっくり降りてきたわけだ。

 さてさて、茅野行きのバスが14:50発なのだ。ギリというか、グッドタイミングというか。

 なんと有意義な時間の使い様!


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 A山さんと、黒百合ヒュッテのTさんとはここでお別れし、バスで茅野へ。


 

 帰りのあずさでは、ニホンジカ抑制に貢献するためシカサラミをおつまみにして、信州ビールで無事の下山を祝って乾杯したのであった。

 シャンシャン!

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
しっとりとした秋の八ヶ岳の雰囲気を感じました。鹿の被害はどこの山も深刻になってきたようで。しかしコバイケイソウやトリカブトも食べてしまうとしたらもう無敵ですね。あずさのなかでシカ肉と一緒に味わうビール格別だったことでしょう。
trekker-k
2010/09/22 22:36
ども!trekker-kさん。信州ビールはさっぱりとしていてなかなか美味しいですよ−。シカジャーキーもぴったりです。北岳のお花畑もすっかりシカに喰われてしまっているようですが、いかがでしたか?
azm
2010/09/23 00:23
北岳はさすがにこの季節で、お花自体が少なかったのですがハクサンフウロやリンドウ、ヤナギランなど思ったよりは花が残っていたという印象でした。でも先に登った塩見岳や仙丈ケ岳は鹿よけネットだらけで残念でしたね。そのうちお花畑が皆ネットに囲まれてしまうとしたら・・・ちょっと恐ろしいです。
trekker-k
2010/09/23 21:44
ども!気温が高い日が続いていたので、結構花が残っていたのでしょうか。今日は大分涼しくなりました。一雨ごとにいよいよ秋ですね。
さてさて、鹿の増えすぎは困ったものです。仰るとおり、お花畑がネットに囲まれてしまうのも寂しい限りですね。
azm
2010/09/23 23:35

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